2008.12.02 (Tue)
群青の姫君 14
「ナイジェル様!………な、なんということを」
ツィタ・セレステが思いもよらぬ彼の行動に、驚愕の声を上げた。
彼は狼狽しながらも傷の様子を確認しようと近寄ったが、けだものはうるさそうに払い除けると、壮絶な笑みを浮かべてわたくしに言い捨てた。
「……あいにくだが、お前の痛みなどこの程度のものだ」
「………………!」
わたくしにはこの男がわからない。
わたくしの不幸を否定するだけのために、平気で自らの身を傷つけることができる………
そんな人間に太刀打ち出来るはずもなかった。
どこまでも粗野で野蛮な思考回路に、めまいがする。
体中の力が抜けて、わたくしはまたもその場でしゃがみこんだ。
払いのけられてもなお、ツィタは甲斐甲斐しく自分の着ていた衣の袖を破って、鮮血に染まった彼の顔面を止血した。
今度は部下の好きにさせておきながら、一つだけになった黒曜石の瞳を細めて、わたくしに艶然と微笑んだ。
「お前に恨みはないからな」
けだものは言った。
もはや、この男の思考を探る気にはなれなかった。
何もかもどうでもいい。
「歴代のウルグラ王家の中でも、ひときわ美しい王女がいた―――お前もこの話は知っているだろう。古くからあるウルグラの言い伝えだ。光の姫君アンジェリナは、隣国の策略によって王家が滅びようとしたその瞬間、敵兵に辱めを受けるくらいならばと、純血を守るために毒を煽って美しく散ったそうだ。だが策略を仕掛けた間諜が、すんでのところで思い止まり寝返ると、王家は甚大な被害を出しつつも滅亡は免れた。間諜はアンジェリナ姫に人知れず思いを寄せていたが、時すでに遅し、姫君は黄泉路へと旅立たれた後だった。後悔の念にかられた間諜は、死であがなうよりも、王家の復興に心血を注いで人生を終えた。―――よくある悲恋を散りばめた王家の伝承だが、素敵に無様な生き方だとは思わんか?」
昔話を語るけだものを遠くに感じながら、わたくしは思った。
早く一人きりになりたいと。
「群青の姫君アンジュ。すでに汚れてしまったお前には、屈辱の中で身悶えしながら生きる道が相応しい」
自分の名を呼ばれたことにびくりと身を震わせ、緩慢な動作でけだものを見上げた。
まるで託宣を告げる呪術師のように、黒曜石の一つ眼が、厳かにわたくしを見下ろしていた。
その一刹那、吸い込まれそうな瞳の奥に、深淵を見た気がした。
「連れて行け」
けだものは全ての興味を失ったようにわたくしに背を向けると、部下に命じた。
その後のことはよく覚えていない。
今もなお、鮮明に映し出せる情景もあるが、多くは断片的な記憶だけ。
わたくしは心を閉ざすことで自らを守った。
新王の即位式は、半壊した大聖堂で厳粛に執り行われた。
金糸の縫い取りの入った黒色のサウブ(内長衣)に、黒貂の毛皮のマントを羽織って現れた新王は、どこまでも型破りだった。
中でも人目を引いたのは、黒の眼帯に覆われた王の右目だった。
第197代ウルグラ国王、ナイジェル・パシャ・グルカーン二世の誕生である。
この王は続く戴冠式を省略して、伝統を重んじる文官達の反感を大いに買ったが、当の本人は鼻先であしらった。
物々しい数の警備兵に守られながら、笑止千万な婚姻の儀は慌ただしく執行された。
文官達は彼の目論見通り、ナイジェル・パシャ・グルカーンの王位に就くを認める代わり、わたくしとの婚姻の条件に同意した。
終始、わたくしを見つめる文官達の顔は、痛ましそうであったり、憐れみを含んでいたり、もっと露骨な軽蔑の視線もあった。
司教をはじめとする聖職者達は、謀反を起こして国王を弑逆し、自らが王と名乗るけだものを口汚く罵った。
わたくしとの婚姻も、神をも欺く呪われた婚姻だと反対したが、元より西洋から押し付けられた神への信仰心は薄く、武力行使により大聖堂は半壊滅状態となり、最終的には彼等も屈して、仏頂面も露わに新王の即位式に続く、婚姻の儀を司った。
武官に限っては満足そうであったのも、この儀式の異様さを物語っていた。
多くの者は、才知溢れる猛々しい新王の誕生に、ウルグラを破滅へと導く凶星なのではないかと畏怖した。
宮廷医師の診察を受けたが、やはり妊娠していなかったことに、わたくしは安堵した。
だが、まだ子を身籠るのは早いと告げる主治医の進言を、新王は一笑に付して何とかしろとごり押しした。
渋々ながらも主治医は、排卵日を測定するデータを取り始めて、それに合わせて、けだものはわたくしの寝所に通った。
わたくしに宛がわれた部屋は、地下通路への逃げ道などはもちろん無い、王宮の奥深くに位置する、昼でも薄暗い陰気な部屋だった。
わたくし付きの侍女もまた、丁寧で礼儀正しく陰気だった。
勝手に自室を出ることは許されず、公式の場で王の正妃として傍らに侍る時以外は、自室に監禁状態であった。
そう、わたくしは正妃とは名ばかりの、虜囚の身だった。
だがこの頃のわたくしは、表に出ることよりも、夢うつつの状態で、寝台の中で丸まっている方が心地良かった。
わたくしの寝所に現れる、けだものを除いては。
「………おい、いったい何日、風呂に入ってないんだ?」
寝込んでいたわたくしの髪を乱暴に掴むと、けだものは眉を顰めて不満を述べた。
侍女を呼ばれて、慌しく入浴させられ彼の元に引き出されると、すかさず嫌味を言われた。
「仮にもウルグラの正妃でありながら、風呂にも入らんで、四六時中、寝腐っているとは良いご身分だな」
「………」
特に言うべきことも無く、わたくしはぼんやりと宙を見つめた。
「小汚い女ならおれが手を出さないとでも思ったか?職務怠慢な侍女どもにはきつく言い聞かせたから、今後はだらしない生活は送れんぞ」
「―――わたくしはあなたの虜囚ですもの。この陰気な部屋がわたくしに与えられた全世界ですわ。いまさら、規則正しい生活を送ることに、何の意味がありますの?」
小首をかしげて、わたくしは問うた。
「おれの虜囚であろうとお前はまだ生きているし、生きる限りは人間らしい生活を怠るな」
嫌悪感も露わにけだものは吐き捨てた。
何がそんなにこの男をイラつかせたのか、わたくしにはわからなかった。
蛙のように惨めな格好でけだものに突き上げられながら、わたくしは唇をかみしめて耐えようとした。
だが堪えようとしても、馴らされた体は浅ましく快感を貪った。
「ァ………ああ―――!」
嬌声を上げるわたくしに、けだものは耳元で囁いた。
「どんなにいやがっても最後は屈して足を開く。お前は痛みや屈辱を快感に変える、被虐の性を持っている。おれがそのように仕込んだからな」
閉じた瞼の下から、止め処なく涙が溢れた。
もう何十年も昔のことのように、何も知らない子供だった自分を、遠くに感じた。
ここまで来てしまったという思い―――もう二度とあの頃には戻れないのだ。
虚しいだけの思いを振り払うように、大嫌いな男の与える快楽に酔い痴れた。
けだものの言う通りのものに、わたくしは成り下がったのだろう。
情事が終わり、すぐに退出すると思っていたのに、けだものはよほど疲れているのか、わたくしの上に乗っかった姿勢のまま、しばらく身動きしなかった。
一度わたくしの中で果てたはずの男のモノが、大きさを変えずに脈打っていた。
まさか寝てしまってはいないだろうが、沈黙と重さに堪らず、わたくしは口走った。
「わたくしのことなどお嫌いでしょうに、暴君と言えども、ままならないのは滑稽ですわね」
「………そうでもないさ。神経衰弱ぎりぎりのくせに、それでも気丈に憎まれ口をたたくお前には、壮絶な色気を感じるぞ。ぞくぞくするほどそそるね」
首だけずらして、一つだけになってしまった黒曜石の瞳で、まじまじとわたくしを見つめてうそぶく男に、いますぐにでも正気を失いたくなった。
突き刺すような視線で応酬すると、言いたいことを言った。
「用が済んだのなら、どいて下さる?」
「ご挨拶だな。ちょっと待て………興が乗って来たぞ」
まだわたくしの中に埋まっていたモノが、さらに大きさを増し出した。
「二ラウンド目、突入だな」
けだもののしたり顔に、わたくしは心底うんざりした。
厚顔無恥とはこの男を指す言葉ではないだろうか。
「わたくしをいじめることが、そんなに楽しいんですの?」
「―――言っただろう。おれは愛しい者をいじめたくなる、困った性分だとな」
「愛してもいないくせに………」
「おれの愛は歪んでいるんだ」
「………わからない、あなたのことがわからないわ」
ほどもなく、望まぬ懐妊を告げられた。
それからピタリと、けだものはわたくしを抱かなくなった。
日中の短い時間に様子を見に来る程度はあったが、顔を見ると何を言うでもなく慌しく退出して行った。
適度な運動も必要だということで、侍女や護衛を伴って、王宮庭園までの外出を許された。
庭園の片隅で久しぶりにツィタ・セレステを見かけた。
彼は木陰にあるベンチに腰掛けて、ひっそりと読書をしていた。
「うわっ!何だって総司令官殿が、あんなとこでお一人でいるんだ?」
「知らんが、たぶん休憩中なんだろ。………聞いた話だが、あの方の前でヘマをやらかした部下が、次の日から行方をくらませたとかいう、おっそろしい噂があるんだよな」
「その話ならおれも知ってるぜ。他にもいろいろと、あの人絡みの残忍な噂を聞いたよ。おれは王よりもあの人の方が断然怖いね」
「そいつは同感だ!あの、恐ろしく整った顔で睨まれただけで、ちびりそうだよ。如何に出世の道が開けようとも、絶対にお近づきにはなりたくない」
護衛達がわたくしにはお構い無しに、ツィタについての勝手な憶測を語り合っていた。
現国王の正妃であるわたくしだが、実際のところは虜囚の身であることは護衛達もよく心得ていた。
彼らからするとわたくしは王のペットのような存在で、とうに正妃、いや、ウルグラの第一王女であった権威など失墜していた。
「アンジュ様、あちらへ参りましょう」
護衛の一人が、明らかにツィタのいる方を避けるように、わたくしの行き先を促した。
悪戯心を発揮したわたくしは、小さく首を振って、ツィタのいる方へ向かった。
わたくしに気付くと、彼は一瞬気まずそうな顔を見せたが、本を閉じて立ち上がるとこちらにやって来て、取り繕うように微笑した。
「ご懐妊おめでとうございます。お祝いのお言葉を述べる機会を逸してしまいまして、誠に申し訳ございません」
彼はわたくしの腹部に控え目な視線を向けてから、深々と一礼した。
護衛達は仕方ないとばかりに、遠巻きに眺めていた。
「目立ってきましたね……」
複雑な表情を浮かべて、ツィタはしみじみと言った。
「ええ、先生が言うには、もう安定期だそうですわ。でも二度ほど流産しかけましたのよ」
目立ってきたお腹をさすって、わたくしは答えた。
「お体をご自愛して、元気なお子様をお産み下さいませ」
ツィタは型通りの労いの言葉をかけた。
彼の立場からすると、それしか言いようがなかったのだろう。
ウルグラは国王が首相を兼任する。
前王の御世には、天然資源で潤った資金を、国民にも惜しみなく還元されていた。
政府が医療サービスなどの社会福祉を充実させており、他にも義務教育費、個人に対する所得税などは課されなかった。
だが、新王はその制度を撤廃した。
それまで国に数々の恩恵を与えられ、守られてきた国民の不満や怒りは、直ちに形となって表れた。
いまや新王は隻眼の僭王、流血王などと呼ばれ、自国の国民にまでも忌み嫌われていた。
小さな暴動や反乱を鎮圧するのは日常茶飯事で、もはや平和だった祖国ウルグラはどこにもなかった。
だがツィタ・セレステの率いるウルグラ軍精鋭部隊を筆頭に、反乱分子も正規軍に太刀打ちできる戦力はなかった。
暗雲垂れ込める様相の中、わたくしも戦っていた。
検査の結果、わたくしがまだ若すぎるために自然分娩は難しいらしく、主治医に帝王切開を勧められた。
だが手術日が決まった直後、腹部に激痛が走り、破水し、急きょ緊急帝王切開することとなった。
予定よりも三週間早かった。
王宮の敷地内に隣接された、最新の医療設備を誇る、王族や貴族、それに近い地位にある人々のための病院に移送された。
麻酔をかけられわたくしは意識を手放し、目覚めた時にはお腹の子はいなかった。
病院特有の消毒薬の匂いに、明るい色の壁紙。
左腕には点滴が打たれていた。
少しでも身動きすると、麻酔が切れた腹部の痛みに激しく身悶えた。
しばらくすると看護師がやって来て、わたくしの状態をチェックした。
「特に異常はないようですので、血栓症を予防するためにも、早めに体を動かすように心がけてくださいね」
「………わたくしの子は、いまどこにいるの?」
「―――NICUで保育中ですよ。早産と言っても、35週目に入ってましたから心配ありませんよ」
「そう………男の子なのか女の子なのか、先生も教えてくれなかったの」
「………ごめんなさい。私の口からは申し上げられません」
傷の痛みや後陣痛に悩まされながらも、順調に回復して、手術から一週間後には退院できた。
迎えに現れたのはツィタを伴った、隻眼の僭王自らだった。
二人はお忍びの様子で、町の不良のような変装をしていた。
けだものは眼帯の代わりに、サングラスで潰れた右目を隠している。
彼らは病院の夜間通用口にわたくしを案内すると、そこには目立たない黒塗りの乗用車が止まっていた。
運転席にはツィタが乗り込み、わたくしは後部座席に促されて、その隣にけだものが乗り込んで来た。
向かった先は王宮ではなかった。
不信の眼差しをけだものに向けると、男は衝撃的なことを告げた。
「おれに恨みを持つお前を、この先ずっと王妃の座に据える訳にはいかない。お前ももう、おれの顔など見たくもないだろうし、おれも寝台の中で寝首をかかれる心配をするのは正直きつい。我が国と友好な関係を築きつつ、近すぎない国、お前の素姓が知られてはまずいからな。幸いにもお前は語学が堪能だから、馴染みのない言葉もすぐに覚えることができるだろう。どうやら留学するのはお前の方だったな。いや、この場合、亡命か」
わたくしは言葉も無く、けだものを見つめた。
………散々わたくしを苦しめておきながら、いまさら、わたくしを自由にするというの?
「ツィタや信頼のおける者、一部の病院関係者以外、この件は極秘だ。武官や文官、国民への発表は、出産の際に王妃は産褥で身罷ったと告げるつもりだ」
「………わたくしを自由の身にして、よろしいんですの?」
「お前が力を蓄え、おれを脅かす存在になるのも一興!またおれが勝てば、その時こそ弟のようにその細首を刎ねてやる」
けだものは頓着せずに豪快に笑うと、探るような視線を向けて言った。
「それとも今すぐ引き返し、身も心もおれの妻となり、生まれた子の母として生きる覚悟が、お前にあるか?」
「………わたくしは」
行く末を左右する―――思えばここが岐路であった。
憎しみは消せない。
この男はわたくしの家族を惨殺して、王位を奪った憎い敵なのだ。
もしわたくしがこの男を許す日が来たら、無残に死んでいった家族に、何と申し開きをすれば良いのだろう。
憎しみよりも愛が勝ってしまったら、その時こそ相反する思いに引き裂かれて、わたくしは狂うかもしれない。
………だが、あの子供は―――?
まだこの手に抱いたこともない………性別すらも教えてもらっていないのだ。
「あの子は………男の子?それとも……」
「このまま行くなら、知らぬ方が良い―――選ぶのはお前だ」
―――ああ、なんて残酷な選択。
王宮に引き返して、真実、彼の妻として生きる道を想像した。
(憎しみを忘れてはならない)
全てを忘れて、この男の妻として幸せに暮らす?
お父様やお母様、愛しいラファエル、腹違いの兄妹達、あの惨劇によって命を落としていった人々―――彼らの屍の上に築かれる、わたくしの幸せなど誰が祝福しようか。
許されるわけなどなかった。
たとえ無残に死んでいった人達が許してくれようとも、わたくし自身が己を許すことなど出来ない。
いまでさえ暗示をかけて憎い敵と思い続けなければ、頽れてしまいそうな自分がいるのに。
そう、惨劇が起こる前と、わたくしの心はちっとも変っていなかった。
わたくしを欺き、家族を殺した憎い敵、隻眼の僭王、流血王と国民から恐れられ、忌み嫌われる男なのに………
愛しています―――いまでも、そしてこれからも、ずっと。
それが、うそ偽りのないわたくしの真実だった。
だが口に出したのは別の言葉。
「これ以上あなたの顔を見なくて済むのは、清々しますわ」
わたくしの最後の強がりは正しく伝わった。
「―――わかった。現地までの付き添いはツィタが務める」
わたくしは頑なに正面を向き続けた。
震えが止まらなかった。
バックミラー越しに、ツィタが気遣わしげな視線を向けた。
堪らず両手で顔を覆い、声を殺して泣いた。
隣に座っている男が、いまどんな表情を浮かべているのかはわからなかった。
ほどもなく車は空港に到着した。
「おれはここまでだ」
後部座席から一端下りて運転席に回り込むと、けだものが言った。
続いて降りたわたくしは、その言葉にびくりと身を竦ませて、恐る恐る彼を見上げた。
「お前の望み通り、二度と会うことはないだろう―――できることなら全て忘れて、第二の人生を楽しめ」
ルーフの上に両腕をついて寄り掛かり、朗らかに笑みを浮かべる彼は、普段と何ら変わらなかった。
ツィタはそんな彼に軽く一礼すると、空港内に入るためにわたくしを促した。
それが最後に見た彼の姿だった。
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ツィタ・セレステが思いもよらぬ彼の行動に、驚愕の声を上げた。
彼は狼狽しながらも傷の様子を確認しようと近寄ったが、けだものはうるさそうに払い除けると、壮絶な笑みを浮かべてわたくしに言い捨てた。
「……あいにくだが、お前の痛みなどこの程度のものだ」
「………………!」
わたくしにはこの男がわからない。
わたくしの不幸を否定するだけのために、平気で自らの身を傷つけることができる………
そんな人間に太刀打ち出来るはずもなかった。
どこまでも粗野で野蛮な思考回路に、めまいがする。
体中の力が抜けて、わたくしはまたもその場でしゃがみこんだ。
払いのけられてもなお、ツィタは甲斐甲斐しく自分の着ていた衣の袖を破って、鮮血に染まった彼の顔面を止血した。
今度は部下の好きにさせておきながら、一つだけになった黒曜石の瞳を細めて、わたくしに艶然と微笑んだ。
「お前に恨みはないからな」
けだものは言った。
もはや、この男の思考を探る気にはなれなかった。
何もかもどうでもいい。
「歴代のウルグラ王家の中でも、ひときわ美しい王女がいた―――お前もこの話は知っているだろう。古くからあるウルグラの言い伝えだ。光の姫君アンジェリナは、隣国の策略によって王家が滅びようとしたその瞬間、敵兵に辱めを受けるくらいならばと、純血を守るために毒を煽って美しく散ったそうだ。だが策略を仕掛けた間諜が、すんでのところで思い止まり寝返ると、王家は甚大な被害を出しつつも滅亡は免れた。間諜はアンジェリナ姫に人知れず思いを寄せていたが、時すでに遅し、姫君は黄泉路へと旅立たれた後だった。後悔の念にかられた間諜は、死であがなうよりも、王家の復興に心血を注いで人生を終えた。―――よくある悲恋を散りばめた王家の伝承だが、素敵に無様な生き方だとは思わんか?」
昔話を語るけだものを遠くに感じながら、わたくしは思った。
早く一人きりになりたいと。
「群青の姫君アンジュ。すでに汚れてしまったお前には、屈辱の中で身悶えしながら生きる道が相応しい」
自分の名を呼ばれたことにびくりと身を震わせ、緩慢な動作でけだものを見上げた。
まるで託宣を告げる呪術師のように、黒曜石の一つ眼が、厳かにわたくしを見下ろしていた。
その一刹那、吸い込まれそうな瞳の奥に、深淵を見た気がした。
「連れて行け」
けだものは全ての興味を失ったようにわたくしに背を向けると、部下に命じた。
その後のことはよく覚えていない。
今もなお、鮮明に映し出せる情景もあるが、多くは断片的な記憶だけ。
わたくしは心を閉ざすことで自らを守った。
新王の即位式は、半壊した大聖堂で厳粛に執り行われた。
金糸の縫い取りの入った黒色のサウブ(内長衣)に、黒貂の毛皮のマントを羽織って現れた新王は、どこまでも型破りだった。
中でも人目を引いたのは、黒の眼帯に覆われた王の右目だった。
第197代ウルグラ国王、ナイジェル・パシャ・グルカーン二世の誕生である。
この王は続く戴冠式を省略して、伝統を重んじる文官達の反感を大いに買ったが、当の本人は鼻先であしらった。
物々しい数の警備兵に守られながら、笑止千万な婚姻の儀は慌ただしく執行された。
文官達は彼の目論見通り、ナイジェル・パシャ・グルカーンの王位に就くを認める代わり、わたくしとの婚姻の条件に同意した。
終始、わたくしを見つめる文官達の顔は、痛ましそうであったり、憐れみを含んでいたり、もっと露骨な軽蔑の視線もあった。
司教をはじめとする聖職者達は、謀反を起こして国王を弑逆し、自らが王と名乗るけだものを口汚く罵った。
わたくしとの婚姻も、神をも欺く呪われた婚姻だと反対したが、元より西洋から押し付けられた神への信仰心は薄く、武力行使により大聖堂は半壊滅状態となり、最終的には彼等も屈して、仏頂面も露わに新王の即位式に続く、婚姻の儀を司った。
武官に限っては満足そうであったのも、この儀式の異様さを物語っていた。
多くの者は、才知溢れる猛々しい新王の誕生に、ウルグラを破滅へと導く凶星なのではないかと畏怖した。
宮廷医師の診察を受けたが、やはり妊娠していなかったことに、わたくしは安堵した。
だが、まだ子を身籠るのは早いと告げる主治医の進言を、新王は一笑に付して何とかしろとごり押しした。
渋々ながらも主治医は、排卵日を測定するデータを取り始めて、それに合わせて、けだものはわたくしの寝所に通った。
わたくしに宛がわれた部屋は、地下通路への逃げ道などはもちろん無い、王宮の奥深くに位置する、昼でも薄暗い陰気な部屋だった。
わたくし付きの侍女もまた、丁寧で礼儀正しく陰気だった。
勝手に自室を出ることは許されず、公式の場で王の正妃として傍らに侍る時以外は、自室に監禁状態であった。
そう、わたくしは正妃とは名ばかりの、虜囚の身だった。
だがこの頃のわたくしは、表に出ることよりも、夢うつつの状態で、寝台の中で丸まっている方が心地良かった。
わたくしの寝所に現れる、けだものを除いては。
「………おい、いったい何日、風呂に入ってないんだ?」
寝込んでいたわたくしの髪を乱暴に掴むと、けだものは眉を顰めて不満を述べた。
侍女を呼ばれて、慌しく入浴させられ彼の元に引き出されると、すかさず嫌味を言われた。
「仮にもウルグラの正妃でありながら、風呂にも入らんで、四六時中、寝腐っているとは良いご身分だな」
「………」
特に言うべきことも無く、わたくしはぼんやりと宙を見つめた。
「小汚い女ならおれが手を出さないとでも思ったか?職務怠慢な侍女どもにはきつく言い聞かせたから、今後はだらしない生活は送れんぞ」
「―――わたくしはあなたの虜囚ですもの。この陰気な部屋がわたくしに与えられた全世界ですわ。いまさら、規則正しい生活を送ることに、何の意味がありますの?」
小首をかしげて、わたくしは問うた。
「おれの虜囚であろうとお前はまだ生きているし、生きる限りは人間らしい生活を怠るな」
嫌悪感も露わにけだものは吐き捨てた。
何がそんなにこの男をイラつかせたのか、わたくしにはわからなかった。
蛙のように惨めな格好でけだものに突き上げられながら、わたくしは唇をかみしめて耐えようとした。
だが堪えようとしても、馴らされた体は浅ましく快感を貪った。
「ァ………ああ―――!」
嬌声を上げるわたくしに、けだものは耳元で囁いた。
「どんなにいやがっても最後は屈して足を開く。お前は痛みや屈辱を快感に変える、被虐の性を持っている。おれがそのように仕込んだからな」
閉じた瞼の下から、止め処なく涙が溢れた。
もう何十年も昔のことのように、何も知らない子供だった自分を、遠くに感じた。
ここまで来てしまったという思い―――もう二度とあの頃には戻れないのだ。
虚しいだけの思いを振り払うように、大嫌いな男の与える快楽に酔い痴れた。
けだものの言う通りのものに、わたくしは成り下がったのだろう。
情事が終わり、すぐに退出すると思っていたのに、けだものはよほど疲れているのか、わたくしの上に乗っかった姿勢のまま、しばらく身動きしなかった。
一度わたくしの中で果てたはずの男のモノが、大きさを変えずに脈打っていた。
まさか寝てしまってはいないだろうが、沈黙と重さに堪らず、わたくしは口走った。
「わたくしのことなどお嫌いでしょうに、暴君と言えども、ままならないのは滑稽ですわね」
「………そうでもないさ。神経衰弱ぎりぎりのくせに、それでも気丈に憎まれ口をたたくお前には、壮絶な色気を感じるぞ。ぞくぞくするほどそそるね」
首だけずらして、一つだけになってしまった黒曜石の瞳で、まじまじとわたくしを見つめてうそぶく男に、いますぐにでも正気を失いたくなった。
突き刺すような視線で応酬すると、言いたいことを言った。
「用が済んだのなら、どいて下さる?」
「ご挨拶だな。ちょっと待て………興が乗って来たぞ」
まだわたくしの中に埋まっていたモノが、さらに大きさを増し出した。
「二ラウンド目、突入だな」
けだもののしたり顔に、わたくしは心底うんざりした。
厚顔無恥とはこの男を指す言葉ではないだろうか。
「わたくしをいじめることが、そんなに楽しいんですの?」
「―――言っただろう。おれは愛しい者をいじめたくなる、困った性分だとな」
「愛してもいないくせに………」
「おれの愛は歪んでいるんだ」
「………わからない、あなたのことがわからないわ」
ほどもなく、望まぬ懐妊を告げられた。
それからピタリと、けだものはわたくしを抱かなくなった。
日中の短い時間に様子を見に来る程度はあったが、顔を見ると何を言うでもなく慌しく退出して行った。
適度な運動も必要だということで、侍女や護衛を伴って、王宮庭園までの外出を許された。
庭園の片隅で久しぶりにツィタ・セレステを見かけた。
彼は木陰にあるベンチに腰掛けて、ひっそりと読書をしていた。
「うわっ!何だって総司令官殿が、あんなとこでお一人でいるんだ?」
「知らんが、たぶん休憩中なんだろ。………聞いた話だが、あの方の前でヘマをやらかした部下が、次の日から行方をくらませたとかいう、おっそろしい噂があるんだよな」
「その話ならおれも知ってるぜ。他にもいろいろと、あの人絡みの残忍な噂を聞いたよ。おれは王よりもあの人の方が断然怖いね」
「そいつは同感だ!あの、恐ろしく整った顔で睨まれただけで、ちびりそうだよ。如何に出世の道が開けようとも、絶対にお近づきにはなりたくない」
護衛達がわたくしにはお構い無しに、ツィタについての勝手な憶測を語り合っていた。
現国王の正妃であるわたくしだが、実際のところは虜囚の身であることは護衛達もよく心得ていた。
彼らからするとわたくしは王のペットのような存在で、とうに正妃、いや、ウルグラの第一王女であった権威など失墜していた。
「アンジュ様、あちらへ参りましょう」
護衛の一人が、明らかにツィタのいる方を避けるように、わたくしの行き先を促した。
悪戯心を発揮したわたくしは、小さく首を振って、ツィタのいる方へ向かった。
わたくしに気付くと、彼は一瞬気まずそうな顔を見せたが、本を閉じて立ち上がるとこちらにやって来て、取り繕うように微笑した。
「ご懐妊おめでとうございます。お祝いのお言葉を述べる機会を逸してしまいまして、誠に申し訳ございません」
彼はわたくしの腹部に控え目な視線を向けてから、深々と一礼した。
護衛達は仕方ないとばかりに、遠巻きに眺めていた。
「目立ってきましたね……」
複雑な表情を浮かべて、ツィタはしみじみと言った。
「ええ、先生が言うには、もう安定期だそうですわ。でも二度ほど流産しかけましたのよ」
目立ってきたお腹をさすって、わたくしは答えた。
「お体をご自愛して、元気なお子様をお産み下さいませ」
ツィタは型通りの労いの言葉をかけた。
彼の立場からすると、それしか言いようがなかったのだろう。
ウルグラは国王が首相を兼任する。
前王の御世には、天然資源で潤った資金を、国民にも惜しみなく還元されていた。
政府が医療サービスなどの社会福祉を充実させており、他にも義務教育費、個人に対する所得税などは課されなかった。
だが、新王はその制度を撤廃した。
それまで国に数々の恩恵を与えられ、守られてきた国民の不満や怒りは、直ちに形となって表れた。
いまや新王は隻眼の僭王、流血王などと呼ばれ、自国の国民にまでも忌み嫌われていた。
小さな暴動や反乱を鎮圧するのは日常茶飯事で、もはや平和だった祖国ウルグラはどこにもなかった。
だがツィタ・セレステの率いるウルグラ軍精鋭部隊を筆頭に、反乱分子も正規軍に太刀打ちできる戦力はなかった。
暗雲垂れ込める様相の中、わたくしも戦っていた。
検査の結果、わたくしがまだ若すぎるために自然分娩は難しいらしく、主治医に帝王切開を勧められた。
だが手術日が決まった直後、腹部に激痛が走り、破水し、急きょ緊急帝王切開することとなった。
予定よりも三週間早かった。
王宮の敷地内に隣接された、最新の医療設備を誇る、王族や貴族、それに近い地位にある人々のための病院に移送された。
麻酔をかけられわたくしは意識を手放し、目覚めた時にはお腹の子はいなかった。
病院特有の消毒薬の匂いに、明るい色の壁紙。
左腕には点滴が打たれていた。
少しでも身動きすると、麻酔が切れた腹部の痛みに激しく身悶えた。
しばらくすると看護師がやって来て、わたくしの状態をチェックした。
「特に異常はないようですので、血栓症を予防するためにも、早めに体を動かすように心がけてくださいね」
「………わたくしの子は、いまどこにいるの?」
「―――NICUで保育中ですよ。早産と言っても、35週目に入ってましたから心配ありませんよ」
「そう………男の子なのか女の子なのか、先生も教えてくれなかったの」
「………ごめんなさい。私の口からは申し上げられません」
傷の痛みや後陣痛に悩まされながらも、順調に回復して、手術から一週間後には退院できた。
迎えに現れたのはツィタを伴った、隻眼の僭王自らだった。
二人はお忍びの様子で、町の不良のような変装をしていた。
けだものは眼帯の代わりに、サングラスで潰れた右目を隠している。
彼らは病院の夜間通用口にわたくしを案内すると、そこには目立たない黒塗りの乗用車が止まっていた。
運転席にはツィタが乗り込み、わたくしは後部座席に促されて、その隣にけだものが乗り込んで来た。
向かった先は王宮ではなかった。
不信の眼差しをけだものに向けると、男は衝撃的なことを告げた。
「おれに恨みを持つお前を、この先ずっと王妃の座に据える訳にはいかない。お前ももう、おれの顔など見たくもないだろうし、おれも寝台の中で寝首をかかれる心配をするのは正直きつい。我が国と友好な関係を築きつつ、近すぎない国、お前の素姓が知られてはまずいからな。幸いにもお前は語学が堪能だから、馴染みのない言葉もすぐに覚えることができるだろう。どうやら留学するのはお前の方だったな。いや、この場合、亡命か」
わたくしは言葉も無く、けだものを見つめた。
………散々わたくしを苦しめておきながら、いまさら、わたくしを自由にするというの?
「ツィタや信頼のおける者、一部の病院関係者以外、この件は極秘だ。武官や文官、国民への発表は、出産の際に王妃は産褥で身罷ったと告げるつもりだ」
「………わたくしを自由の身にして、よろしいんですの?」
「お前が力を蓄え、おれを脅かす存在になるのも一興!またおれが勝てば、その時こそ弟のようにその細首を刎ねてやる」
けだものは頓着せずに豪快に笑うと、探るような視線を向けて言った。
「それとも今すぐ引き返し、身も心もおれの妻となり、生まれた子の母として生きる覚悟が、お前にあるか?」
「………わたくしは」
行く末を左右する―――思えばここが岐路であった。
憎しみは消せない。
この男はわたくしの家族を惨殺して、王位を奪った憎い敵なのだ。
もしわたくしがこの男を許す日が来たら、無残に死んでいった家族に、何と申し開きをすれば良いのだろう。
憎しみよりも愛が勝ってしまったら、その時こそ相反する思いに引き裂かれて、わたくしは狂うかもしれない。
………だが、あの子供は―――?
まだこの手に抱いたこともない………性別すらも教えてもらっていないのだ。
「あの子は………男の子?それとも……」
「このまま行くなら、知らぬ方が良い―――選ぶのはお前だ」
―――ああ、なんて残酷な選択。
王宮に引き返して、真実、彼の妻として生きる道を想像した。
(憎しみを忘れてはならない)
全てを忘れて、この男の妻として幸せに暮らす?
お父様やお母様、愛しいラファエル、腹違いの兄妹達、あの惨劇によって命を落としていった人々―――彼らの屍の上に築かれる、わたくしの幸せなど誰が祝福しようか。
許されるわけなどなかった。
たとえ無残に死んでいった人達が許してくれようとも、わたくし自身が己を許すことなど出来ない。
いまでさえ暗示をかけて憎い敵と思い続けなければ、頽れてしまいそうな自分がいるのに。
そう、惨劇が起こる前と、わたくしの心はちっとも変っていなかった。
わたくしを欺き、家族を殺した憎い敵、隻眼の僭王、流血王と国民から恐れられ、忌み嫌われる男なのに………
愛しています―――いまでも、そしてこれからも、ずっと。
それが、うそ偽りのないわたくしの真実だった。
だが口に出したのは別の言葉。
「これ以上あなたの顔を見なくて済むのは、清々しますわ」
わたくしの最後の強がりは正しく伝わった。
「―――わかった。現地までの付き添いはツィタが務める」
わたくしは頑なに正面を向き続けた。
震えが止まらなかった。
バックミラー越しに、ツィタが気遣わしげな視線を向けた。
堪らず両手で顔を覆い、声を殺して泣いた。
隣に座っている男が、いまどんな表情を浮かべているのかはわからなかった。
ほどもなく車は空港に到着した。
「おれはここまでだ」
後部座席から一端下りて運転席に回り込むと、けだものが言った。
続いて降りたわたくしは、その言葉にびくりと身を竦ませて、恐る恐る彼を見上げた。
「お前の望み通り、二度と会うことはないだろう―――できることなら全て忘れて、第二の人生を楽しめ」
ルーフの上に両腕をついて寄り掛かり、朗らかに笑みを浮かべる彼は、普段と何ら変わらなかった。
ツィタはそんな彼に軽く一礼すると、空港内に入るためにわたくしを促した。
それが最後に見た彼の姿だった。
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前回のお話も今回のも含めて読ませて頂きました^^ ・・・彼女は、子持ち
になってしまったのですね。 前に避妊してなくない?ってコメしましたが、
やることやってれば、こー言った話になるのも頷けます。 ただ、アンジュが
本当に可愛そうでなりません。読んでて切なくなりましたよ。 留学も、ここまで
壮絶な体験をして、なおかつ女性としての人生最大の大役を務めてから
ですから、予想の範疇を超えてしまいましたw
この展開すご過ぎです。 苺ワールドの中では、群を抜いてドロドロエピソード
でしょうね。 筆が進みまくりですね^^
になってしまったのですね。 前に避妊してなくない?ってコメしましたが、
やることやってれば、こー言った話になるのも頷けます。 ただ、アンジュが
本当に可愛そうでなりません。読んでて切なくなりましたよ。 留学も、ここまで
壮絶な体験をして、なおかつ女性としての人生最大の大役を務めてから
ですから、予想の範疇を超えてしまいましたw
この展開すご過ぎです。 苺ワールドの中では、群を抜いてドロドロエピソード
でしょうね。 筆が進みまくりですね^^
怒濤の展開ですね……。
個人的には、アンジュちゃんには残る選択をして欲しかったです(;_;)
でも、彼女は王族としての誇りを守ったんですよね……。
うう……こんな幼い子の嘘は切なすぎますよ〜!!
出来れば、二人で幸せになって欲しいです(T^T)
震える手でポチポチポチ……!
個人的には、アンジュちゃんには残る選択をして欲しかったです(;_;)
でも、彼女は王族としての誇りを守ったんですよね……。
うう……こんな幼い子の嘘は切なすぎますよ〜!!
出来れば、二人で幸せになって欲しいです(T^T)
震える手でポチポチポチ……!
しゃちこ |
2008.12.02(Tue) | URL |
【コメント編集】
>要人(かなめびと)さま
無理やりって感じもしますけど、何とか収拾つきましたね^^;
漫画を描くための話作りはやってましたけど、
小説形式で書いたのはこのブログが初めてなんですよ。
大人気の長編小説を書かれてる要人さんに参りましたと言われると、
舞い上がってヤバいです><;
いやいやいやっ私の方こそ参考にさせて頂きます!
応援ぽちぽちぽち、いつもありがとうございますww
>紅 徹司さま
読んで下さってありがとうございます^^今回特に量が多くてスミマセン!
とうとう子持ちになってしまいました><;
紅さんの『ゴム〜』コメントに核心を突かれてました笑
アンジュが可愛そうで切ないとのこと、私も書いてて切なかったです。
でもこればかりはしょうがないですね^^;
不幸続きでとどめが出産ですからね〜我ながらベタな設定です。
ホントに、苺ワールドには浮きまくりのドロドロエピソードになりましたよw
アンジュは苺ワールドの昼ドラ担当ってことで^^
ジツは寒さに負けてあまり書けなかったりしますが(T_T)
うまくまとめられれば次でラストですv…がんばりますっ><
>鯱子(しゃちこ)さま
玉座の間のシーンからはテンポを速めたかったので、怒涛の展開でしたw
アンジュが残る選択は……私も本音は残してあげたかったです><;
彼女がもう少し大人だったらそれもありえるんですけどね。
とか言いつつ、残ってもらうわけにはいかない裏事情もありまして^^;
カテゴリーの苺ワールドでちょっとだけ登場してるんですよね。
二人で幸せになって欲しいというのも、とてもうれしく思います^^
震えさせてごめんなさい><ポチポチポチありがとうございます!
無理やりって感じもしますけど、何とか収拾つきましたね^^;
漫画を描くための話作りはやってましたけど、
小説形式で書いたのはこのブログが初めてなんですよ。
大人気の長編小説を書かれてる要人さんに参りましたと言われると、
舞い上がってヤバいです><;
いやいやいやっ私の方こそ参考にさせて頂きます!
応援ぽちぽちぽち、いつもありがとうございますww
>紅 徹司さま
読んで下さってありがとうございます^^今回特に量が多くてスミマセン!
とうとう子持ちになってしまいました><;
紅さんの『ゴム〜』コメントに核心を突かれてました笑
アンジュが可愛そうで切ないとのこと、私も書いてて切なかったです。
でもこればかりはしょうがないですね^^;
不幸続きでとどめが出産ですからね〜我ながらベタな設定です。
ホントに、苺ワールドには浮きまくりのドロドロエピソードになりましたよw
アンジュは苺ワールドの昼ドラ担当ってことで^^
ジツは寒さに負けてあまり書けなかったりしますが(T_T)
うまくまとめられれば次でラストですv…がんばりますっ><
>鯱子(しゃちこ)さま
玉座の間のシーンからはテンポを速めたかったので、怒涛の展開でしたw
アンジュが残る選択は……私も本音は残してあげたかったです><;
彼女がもう少し大人だったらそれもありえるんですけどね。
とか言いつつ、残ってもらうわけにはいかない裏事情もありまして^^;
カテゴリーの苺ワールドでちょっとだけ登場してるんですよね。
二人で幸せになって欲しいというのも、とてもうれしく思います^^
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